【30代未経験】公務員からでもエンジニアに転職できた5ステップ

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エンジニアに転職したいけど、30代未経験で転職するのは大変そう。
成功している人はみんな20代で若い人ばかりでしょ?自分には無理。私も以前はそう思っていました。

しかし、エンジニアの需要が多いのも事実です。私がそうだったように、30過ぎてても、未経験でも、公務員しか経験がなくても、WEBエンジニアに転職することは可能です!

ただし、もちろん努力は必要です。どのくらい大変なの?どんな順番で進めていけばいいの?同じ公務員、30代の人がどのように転職したかを事前に知ってイメージするだけでも、ぐっと転職が近づくのではないでしょうか?

この記事では、34歳で公務員しか経験のない事務職女性の私でもWEBエンジニアとして転職できた5ステップをご紹介します。

若さを売りにもできない、IT畑と正反対のところからの転職は不安も大きいと思います。公務員など異業種から30代でエンジニア転職を考えてる方の参考にしていただければ嬉しいです。

公務員からでもエンジニアに転職できる5ステップとは

私は新卒で地方公務員の事務職として10年以上働き、34歳で未経験からWEBエンジニアに転職することができました。
実践した具体的な手順を5つにまとめると、下記の通りです。

  1. エンジニアになってやりたいことは何かを決める
  2. Progate(プロゲート)で適正を確かめる
  3. 書籍やYouTubeなどで基礎をマスターしておく
  4. スクールでしっかり学習しポートフォリオを完成させる【おすすめスクール紹介】
  5. 転職活動をする

私は特段パソコンに詳しかった訳でもなく、macは持っているけどネットサーフィンしかしない、そんなタイプでした。それでも、スクールでしっかりと学習することで、ポートフォリオを完成することができ、WEBエンジニアとして転職することができました。

次の項目でそれぞれ詳しく説明します。

【ステップ1】エンジニアになってやりたいことは何かを決める

ゴール

転職はあくまでスタート地点です。転職してから、「エンジニアとして活躍し続ける」方が難易度が高いです。「よく考えたらIT企業に転職したいだけであって、やりたいことはエンジニアではなかった!」とならないように、自問自答してみましょう。

また、エンジニアといっても多くの種類があり、ホームページを作りたいだけなのか、アプリなのか、WEBアプリなのか、バックエンドメインなのか、フルスタックを目指すのか….

エンジニアは種類によって扱う言語が異なります。たくさんの言語をマスターするのは効率が悪いので、目標を達成するために学ぶ必要がある言語は何かを調べてみましょう。

例えば、WordPressを使ったホームページ作成ができるWEBエンジニアになりたいのであれば、HTML、CSS、PHP、JavaScriptなどを学ぶ必要があります。
アプリエンジニアになりたいのであればSwift、WEBアプリであればRubyなど…

各社スクールも扱っている言語が異なりますので、スクールを選ぶ際にもどの言語を学びたいかで選択できるスクールが変わるので、事前に調べておきましょう。

【ステップ2】Progate(プロゲート)で適正を確かめる

プロゲート

無料でプログラミングが気軽に学べるサービス、Progate(プロゲート)にチャレンジしてみましょう。月額1,078円の有料サービスまで使えば、かなりのところまで学習できます。一回では理解できないかもしれませんが、何度も繰り返すことで理解が深まリました。

また、見た目も可愛らしいので、女性でもとっつきやすいです。ここで、時間を忘れて夢中になったり、楽しい!と思えるのであればいいのですが、

「わからないことが多くてもう辛い、にんじゃわんこ(プロゲートのキャラクター)なんか嫌いだー!」と思ってしまった場合は、エンジニアに向いていない可能性が高いです。

なぜならプロゲートは超初心者向けにイラストも交えて非常にわかりやすいプログラムになってるからです。

なお、それが悪いことではなく、エンジニアには本当に向き不向きがありますので、早い段階で適正がわかってよかった、と考えて方向転換をすればよいだけです。せっかく転職できても、辛くて続けられないようでは本末転倒です。

もしエンジニア以外で転職を考えているならば、【SHElikes】がオススメです。WEBデザインやライティング、マーケティングなど幅広く学べ、受け放題コースもあるためまずはここで自分に適正が合うジャンルを探すのも良いでしょう。



【ステップ3】書籍やYouTubeなどで基礎をマスターしておく

独学

ステップ2で適正が確認できたら、スクールを選びつつ、通うまでに少し準備をしておきましょう。スクールでは独学では難しい部分を学ぶ場所だと考えてください。

理由としては、限られたスクール期間中に、独学でも理解できるような部分に時間を取られてしまってはもったいないからです。

また、エンジニアは一生学び続ける必要がある職業ですので、本やネットで調べることに慣れましょう。ステップ2でお伝えしたプロゲートを繰り返して極めつつ、理解しづらい箇所だけネットや本で調べてみたり、動画講義で学習してみましょう。動画講義でおすすめなのは、無料で学べるドットインストールです。

YouTubeでも充分に学べますが、個人的には他の関係ない動画を思わず見てしまい、勉強に集中できなかったのと、動画のクオリティを見極めたり選ぶのが大変なので、ドットインストールをおすすめしています。

【ステップ4】スクールでしっかり学習し、ポートフォリオを作成する【おすすめスクール紹介】

プログラミングスクール

ステップ3で学習しつつ、スクール選びをしましょう。
主に下記の項目をメインに、自分の希望に合うスクールを選びましょう

  • 学べる言語(ステップ1で決めた言語)
  • 通いかなのか、オンラインなのか
  • 転職サポートがあるか
  • 年齢制限はないか
  • 費用
  • 質問体制

質問体制については、オンラインの場合いつでも質問できるのか、時間が決められてるのか、など確認しておきましょう。
また、20代限定など年齢制限があるスクールも少なくないですので、事前に確認しておきましょう。

おすすめは下記のスクールです!

テックキャンプ エンジニア転職



私が実際に通ったのは、「テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)」でした。私が決めた基準は、家ではあまり勉強できないかも、また周りに頑張ってる人がいた方が自分も頑張れそうという理由から、オンラインのみではなく教室に通えるところを基準に決めました。

私が通っていた時は、なんと入学するのに審査があり、スケジュールもハード。決め手は、無料の面談で、正直に「転職は年齢的に大変だと思う。最初は給与も下がるけど、頑張れますか」と言ってくれたところ、スパルタな感じが、年齢的に切羽詰まった私にぴったりだなと思い、入学しました。「テックキャンプ エンジニア転職」での経験はまた別の記事で詳しく書こうと思います!

わからないことがわからない状態がずっと続き、大学受験以来にモーレツに勉強しました。最後のポートフォリオ作成時は、仕事以外誰とも会わずに部屋でこもってエラーと格闘する日々でした。終わりが見えず、本当にしんどかったです。でもここで頑張って難易度の高いポートフォリオを完成させることが重要です。未経験の30代にとって転職活動する上でこのポートフォリオが大きな武器となることでしょう。

それ以外でおすすめのスクールは以下の3つです。
当時私は都内でも便利なところに住んでいたので、スクール通いでも問題なかったのですが、近くにスクールが無いという場合はオンラインで完結できるスクールを選びましょう。移動時間、交通費が勿体無いですからね!

SkillHacks(スキルハックス)

とにかくお金はかけたくない!けど質の良いスクールで学びたい方におすすめなのはこちら!


【おすすめポイント】

  • 受講期間に制限がなく、永久にカリキュラムを閲覧できる
  • 質問対応に関してもカリキュラム内のことであれば無制限、無期限に対応可能
  • 他スクールよりも圧倒的に安価

スクール運営者の迫さんはTwitterにて5万人のフォロワーがおり、書籍も出している方なので、広告費がかからず安価であるとのこと。この金額で無制限で質問ができるのはお得です。。。!!

詳細は下記のリンクよりご確認ください!
業界最安値のプログラミングスクール|SkillHacks(スキルハックス)

GEEK JOB

20代で無料で転職したい!転職支援が充実しているスクールがいい!そんな方におすすめなのが、「GEEK JOB」です。



【おすすめポイント】

  • 未経験からプログラマーへの転職率95.1%!就職という結果にコミットしている
  • Javaを学ぶインフラコースは無料で受講可能かつ転職サポート付き(20代限定)
  • 就職支援においては、面接のロールプレイングから実際の仕事を体験できる

プログラミングスクールはだいたい30万円以上〜50万円ほどかかります。これが無料になるのであれば、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
インフラエンジニアは需要が高いからこそ成り立つ仕組みだと思います。もしインフラエンジニアとして手堅く転職したい方にはおすすめです!

また、それ以外のコースは、30オーバー向けのプレミアム転職コースがあります。30代以上は、こちらのページの一番下のQ&Aに30代向けのコース概要の記載があるのでチェックしてみてください!

高い就職率については、プログラミング学習支援だけではなく、採用者目線で選考突破方法だけでなく、就業後にも役に立つ働き方を身に着けてもらうようなプログラムになっているからとのこと。

また、コロナ禍以降オンライン対応しているとのことなので、遠方に住んでいる方でも受講できます!
気になった方はぜひ無料でオンラインカウンセリングが受けられので、試してみてください!

GEEK JOBの詳細や無料カウンセリングはこちらから。

ウズウズカレッジCCNAコース

WEB系ではなくインフラ系エンジニアを目指すならこちらのスクールがおすすめです!



【おすすめポイント】

  • 一括ではなく、月額払い
  • 就職サポート付きITスクール。プロのキャリアアドバイザーがサポートしてくれる
  • 専任講師が1on1で指導してくれる

一括で50万円ほどするスクールが多い中、月額で支払えるのでまとまったお金が無い方も安心です。
また、こちらのスクールはインフラエンジニアに特化しています。インフラエンジニアの方がWEBエンジニアよりも、未経験でも採用される可能性が高いとのことなので、年齢的に不安な方にもおすすめです!

ウズウズカレッジCCNAコースの詳細や無料カウンセリングはこちらから

DMM WEBCAMP

お金にある程度余裕があるのであればこちらのスクールが一番おすすめ。DMMグループが運営しているスクールです。


【おすすめポイント】

  • 誰もが知っているDMM.comが運営しているプログラミングスクール
  • 経済産業省と厚生労働省が認定した専門技術コースあり
  • 「フルタイムコース」と仕事をしながらでも通える「就業両立コース」と選べる
  • 無制限でメンターに質問ができる
  • 個人開発に加えてチーム開発もできる(コースによる)
  • 転職補償制度がある(転職できなかったら受講料全額返金・20代限定)

他のスクールより高額にはなりますが、その分カリキュラムがしっかりしているのと、コースもわかりやすく分かれているので選びやすいです。経済産業省と厚生労働省から認定されているコースもあります。実績やカリキュラムが評価されているとのことなので、安心できるポイントかと思います。

また、転職した際には基本的にはチームで開発するので、カリキュラムにチーム開発が入っているのは嬉しいポイント。
転職サポート付きで、DMMグループならではの、DMM WEBCAMP限定求人もあるとのことです!!

無料カウンセリングでは、サービスの説明だけでなくキャリア相談もできます。「エンジニアの仕事の種類についてもっと具体的に知りたい」など業界について詳しくなくても、プロのカウンセラーが丁寧に説明してくれるとのことなので、無料で相談するだけでも転職活動に役立てそうです。

DMM WEBCAMPの詳細や無料カウンセリング申し込みはこちらから

スクール選びに関しては、カウンセリングや相談だけなら無料なので、いくつか受けてみ自分に合うスクールを選びましょう。話を聞いたり、質問するだけでも、エンジニア転職のイメージがより具体化するのでおすすめです!

【ステップ5】転職活動をする

転職活動

ポートフォリオが完成したら、転職活動をスタートさせましょう。転職活動の方法は以下の3つです。

  • スクール経由で応募する
  • 転職サイトに登録して応募する
  • 応募したい企業のホームページの採用案内から応募する

スクール経由で応募する

転職支援つきのスクールに通う場合は、様々な会社を紹介してくれるでしょう。自分で応募して面接の日時を企業担当者とやり取りしなくても、スクール担当者がスケジュール調整をしてくれるので、決まった日時に面接で行くだけでよく、かなり楽でした。

ただし、それをただ待っているだけではダメです。なぜなら、スクールでは数多くの生徒が在籍しており、皆同じく転職活動をしています。

どのような基準で会社を紹介してくれているのか詳細はわかりませんが、会社によっては30代だとスクールの推薦段階で候補から外れている可能性も高いです。

内定が出た企業に転職するのではなく、内定をもらった会社の中から自分にぴったりな企業を選べるようにするには、なるべく多くの企業に応募することが重要です。よって、以下の方法も併用することをおすすめします。

転職サイトに登録して応募する

スクールによっては、履歴書も添削してくれたり、フォーマットを用意してくれてる場合もあります。ブラッシュアップさせて履歴書を使って、転職サイト経由でも応募してみましょう。おすすめはこちら。私も実際に使っていました。

私はスタートアップに転職を考えていたので、Wantedlyで出会った会社に転職しました。(スクールで勧めてもらった会社からもいくつか内定をいただきました。)

なお、Wantedlyは給料の記載がないのと、掲載コストが低いため、福利厚生が整っていないような財政的に厳しい企業も多く掲載されています。よって、企業情報を別サイトで確認するなどの注意が必要です。いい感じのストーリーに騙されて、入社したらブラックだった!なんてことにならないようにしましょう。

応募したい企業のホームページの採用案内から応募する

スクールと提携していない企業や転職サイトに載っていない企業でも、ホームページの採用案内のみで募集している企業もあります。もし、気になっている企業があるのであれば、調べてみて応募してみましょう。私もこの方法で1社内定をいただきました!

面接対策について

私はこのエンジニア転職が初めての転職活動だったので、それ以前の面接といえば、公務員試験の面接と数社受けた民間の面接の記憶のみでした。
その時と比べて思ったのが、当たり前ですが技術的な能力を重要視されるので、志望動機やコミュニケーション能力は二の次なんだなと実感しました。

それよりも技術的な質問や、地頭や適正を試すテストがあるなど、知識とポートフォリオのクオリティを重要視されます。営業職ではないので、基本的な対策をすれば面接は問題ないです!しっかり学習とポートフォリオ作成に時間を費やしましょう。

まとめ

  • エンジニアといっても数多くの種類があります。自分がエンジニアになって何をしたいのかを明確にしておきましょう
  • 公務員からWEBエンジニアへの転職は可能ですが、続けられるかどうかは適正によります。事前にProgate(プロゲート)で確認しておきましょう
  • スクール入学前に自分で調べてもわかるレベルの基礎は独学しておきましょう
  • 30代の私たちにとって、転職活動は数が勝負。出来るだけ多くの内定をもらって、条件ややりたいことなどで選べるようにしましょう
  • エンジニア転職は、面接対策よりも学習とポートフォリオのクオリティが重要です