公務員辞める人の特徴は?辞めない方がいい場合は?【私の経験談と転職の流れ】

quit-job

「自分は公務員に向いてないかもしれない」「公務員を辞める人にはどんな特徴があるのか?」「転職するかどうか悩んでいる」そんな現役公務員の方に向けて、

10年以上市役所で働いて30代半ばで民間企業に転職した私が、自身の体験や同僚で退職した人を見てきた体験談をお伝えします。

特徴別の対処法などもご紹介するので、公務員を辞めるかそのまま続けるかの判断材料になったら幸いです。

公務員を辞める人の特徴

公務員を辞める人の特徴

私自身の経験と、12年間ほど役所で働き、転職していった人を見てきた経験から、辞めた人は大まかに分けると下記のタイプに分かれます。

  • 成長を感じれなくて辞める人
  • 収入の低さで辞める人
  • 他にやりたいことが見つかった人
  • 人間関係に悩んで辞める人
  • 仕事が辛くて辞める人

上記についてそれぞれ説明していきますね。

成長を感じれなくて辞める人

成長

役所の仕事はIT化が民間企業よりも遅れているため、ペーパーワークが多く、単純作業に多くの時間を費やします。

例えば、封入作業に1日何時間も費やしたり、会議の資料を印刷するのに夜遅くまで残業したり。。

この作業って私でなくてもいいし、そもそも紙である必要はあるのか?という気持ちを押し殺して作業する日々。紙ベースの事務作業は早くなったけど、成長できているのか?と不安になることはないですか?

私もそんな不安に駆られてデザインやプログラミングを学び始めたのが、転職するキッカケとなりました。

このような方は、まずは仕事を続けつつ、どんな仕事だったら成長・やりがいを感じることができるのかを考えてみましょう。

少しでも興味の持てる分野が見つかったら、毎年のボーナスを貯金や消費に使わずに自己投資だと思って様々な講座を受講してみましょう!!

収入の低さで辞める人

他人と比べる人

役所の仕事は、仕事をバリバリして年収をどんどん上げたい!と思っている人には向かない仕事です。

若くして昇進した先輩より、仕事のできない定年間近の役職もないおじさん&おばさんの方が年収が高いことを知って、「ここでは成果を上げても給料にはほとんど反映されないんだな、、」と絶望した経験があります。

公務員の給与体系は年功序列のため、医者・弁護士・会計士・大手企業で働いている友人と比べると特に若いうちは給与も低めです。

ところが友人と比べたところで、彼らは学生時代に資格取得のため公務員試験とは比べものにならないほどの時間を割いた結果だったり、会社から営業ノルマなどの大きなストレスやプレッシャーを受けているなど、同じ業務内容ではないので、安易に辞めてしまうのはどうかなと思います。

年収のことだけであれば、転職したところでスキルがなければ年収は下がることがほとんど。そのまま我慢していれば、公務員は給与が上がっていくシステムですので、年齢が上がるまで待っていた方がいいかもしれません。

他にやりたいことが見つかった人

他にやりたいことがある人

他にやりたいことが決まっている方であれば、もうすでに転職活動を進めている、もしくは準備しているのではないでしょうか。

私も含め、辞めた知人もこのパターンが多かったです。

具体的には、

  • 芸能の道に本格的に進むため
  • 起業するため
  • 副業をするため
  • 海外移住するため
  • エンジニアになるため(←私)

他にやりたいことがあるなら、数年後に後悔することのないように今すぐに動き出すことをオススメします!
なぜなら、私を含め同じく辞めた友人は現在のびのびと人生を楽しんでいるからです!!

人間関係に悩んで辞める人

人間関係に悩む

人間関係で悩んで辞めたい場合、理由は様々ですが解決できる場合が多いのでそれだけが理由で辞めてしまうのは勿体無いと思います。

いくつか具体的な例をあげていきますね。

職場内での離婚

夫婦で同じ部署にならないように考慮されていたとしても、どうしても顔を合わせる機会があり辛いでしょう。しかし、時間が解決する場合もありますのでそれだけが理由で辞めてはいけません。

出向など一時的でも別の場所に異動希望が出すなど、物理的に離れるように自分で動くこともできると思います。
役所は社内恋愛が多く、ウワサ好きの人も多くて嫌になりますが、仕事と割り切って乗り越えましょう。

パワハラに悩んでいる

上司からパワハラを受けている場合、解決方法はいくつかあります。

  • 異動の年でなくても異動届けを出してその部署を脱出する
  • 担当部署に相談する
  • すでに限界を感じているなら休職する

また、聞いた話ではボイスレコーダー等でパワハラ行為を記録して人事課に訴えた強者もいるそうです。その課長はすぐに部下のいない職場に異動となりました。

公務員であれば、上司のパワハラを人事などに伝えることで解決する場合がほとんどだと思いますが、民間企業だとそうはいきません。特に小さい会社だと社長がパワハラしてくるなんてこともあり得ます。

何か行動することもできないレベルであれば、我慢せずに休職することをおすすめします。一度精神を壊してしまうと回復するのに時間がかかります。休職しても職を失うことがないのが公務員のいいところ。絶対に無理はしないでくださいね。

職場に苦手な人がいる

職場に気の合う人がいるとは限りませんが、毎日顔を合わせて一緒に働くのが辛いレベルまでになると職場に行くのが憂鬱になりますよね。

私も職場の先輩達(おじさま達)がいつもケンカしていて険悪なムード、仕事を教えてもらう時もナゾの精神論や効率の悪い方法を押し付けられてウンザリしていました。

しかし、だんだん自分も仕事ができるようになるとその人は何も言わなくなり(軽いセクハラ発言は続きましたが…)、彼が異動したとたんに職場の雰囲気が明るく一変、その後も異動で若い人が異動してきたおかげでとても仕事のしやすい職場になりました。

このように苦手な人は異動していなくなる可能性のが高いです。民間企業に転職してもまた苦手な人に出会う可能性はあります。よって、苦手な人がいるという理由だけで公務員を辞めてしまうのはもったいないです。

仕事が辛くて辞める人

仕事が辛い人

公務員の仕事は部署にもよりますが、窓口対応でお叱りを受ける、とつぜん怒鳴られる、電話口でひどいことを言われる、など精神的に辛い仕事が多いです。

窓口を派遣等に外注化している役所が増えてきたものの、まだまだ正職員が窓口対応することが多いのと、何か問題が起きた時には派遣職員に代わって対応しないといけません。

もちろん普通のお客様からお叱りを受ける場合は真摯に受け止め改善していくべきだと思いますが、明らかなクレーマーだったり、罵倒するような方の対応が続くと精神的に疲れてしまいます。

このように、仕事がストレスになってしまっている場合は転職を検討することをオススメします。なぜなら異動できたとしても、また窓口対応のある部署に戻る可能性もあるからです。

なんとなく、漠然と辞めたいと思っている人

なんとなく、漠然と辞めたいと思っている人

これまでに説明した特徴に当てはまらず、「漠然と今の現状を変えたくて辞めたい」など理由がはっきりしていない場合は転職しても失敗する可能性が高いです。以下の方法で自分の考えを整理してみましょう。

自分の気持ちを紙に書き出す

ノートに下記の項目を書き出して整理してみましょう。

  • 今の仕事の不満
  • 公務員辞めたら挑戦してみたい仕事
  • こんな環境で仕事がしたい

実現性は気にせずに思ったままに書いてみると、スッキリするのはもちろん進むべき方向が見えてきます。

転職に関する本などで情報収集する

私が転職した際に参考にしたのは、「転職の思考法」という本です。転職の方向性に迷っている方、今の仕事を辞めていいのか悩んでいる方に大変おすすめです!

アプリやサービスを使って自己分析する

後の自己分析の項目で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

公務員を辞めるメリット・デメリットを知る

公務員を辞めるメリット・デメリットを事前に知った上で、転職すべきかを決断しましょう。
こちらの記事に詳しく書いているので、よかったら参考にしてみてください!

【元地方公務員の実体験】公務員辞めるのもったいない?【メリット・デメリット】

公務員から民間企業に転職する方法

転職する方法

私が34歳で公務員から民間企業へ転職した時の流れをまとめてみました。よかったら参考にしてみてください!

Step1.自己分析をする

公務員を辞めたことを後悔しないように、自己分析はしっかりと行いましょう。

私は、自分の考えを紙に書き出して本当に辞めるべきなのか?私の求めている理想の生活は転職することで実現できるのか?を徹底的に考え抜きました。

キャリアコーチングサービスを利用する

「漠然としていて考えがまとまらない」とか「誰かに相談したい!」といった場合は、キャリアコーチングサービスがおすすめ!

なぜなら、無料の転職エージェントの担当者にキャリア相談をしても、キャリアコーチングの専門家ではないため一般論でしか回答を得られないことが多いからです。

【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】なら、転職サービスではないので、転職先を紹介するのではなく、あなたの理想の未来から逆算して“後悔なく歩める人生”を見据えた中長期のプランを一緒に作ってくれます。

しかも、初回のみ45分間の無料カウンセリングを受けることができます。

「無料で相談できるなんて、有料サービスを押し売りされるのでは…?!」と思ってXで検索したところ、「強引な勧誘もなく自分のキャリアを見直す良い機会になった!」などのポジティブなコメントばかりでした!!

漠然とした悩みでもOKとのことなので、「仕事に対してモヤモヤしてるものの、具体的に何に悩んでるかもわかない…」といった方にも【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】はおすすめです。



もし無料相談だけでなく、有料サービスも検討しているのであれば、ぜひ複数のキャリアコーチングサービスを比較検討してみてください!

その他のおすすめキャリアコーチングサービス

【マジキャリ】なら、自己分析から市場価値を上げるためのサポートまで、理想のキャリアに向けて具体的にどんなアクションが必要なのか?を一緒の設計してくれるので、未経験業種の転職にも心強いです。



【きづく。転職相談】は1ヶ月のリーズナブルなプランもあるので、なるべく費用を抑えたい方にもおすすめ。38歳で公務員からの転職で年収アップに成功した方もいるとのことです!



「キャリアコーチングにお金を払うのってなんだかもったいない」と思うかもしれませんが、それで人生が変わるならば、私は必要な出費だと思います。

もちろん、必ずお金をかける必要はなく、初回の無料相談を試してみるだけでも効果はかなりあると思います!

私が転職した時にはこのようなサービスがあることを知らなかったので、転職の方向性を決めるのにだいぶ時間がかかってしまいました。このサービスを利用していたら自己分析に時間をかけずにもっと短期間で転職できたな、もっと年収を上げられたかも。。。と思いました。次に転職する際には利用したい!!

無料の診断アプリを活用する

まだ転職するかわからないし、人に相談するほどでもない…まずはお金をかけずに手軽に、かつ客観的に自己分析がしたい方には、こちらのサービスがオススメです!!

ミイダスなら無料であなたの職務適性やパーソナリティの特徴、ストレス要因、相性の良い上司・部下のタイプなど、ビジネスマンとしてのあなたの特性を分析してあなたにピッタリの求人を提案してくれます。

スマホでポチポチ答えていくだけなので、隙間時間にサクッとできちゃいます。



Step2.必要なスキルや資格を得るために学習する

Step.1で決めた、希望の会社に転職するのに必要なことは何かを考えましょう。

例えば、
・WEBデザイナーになりたい
→スクールに入って学習、ポートフォリオを作成

・エンジニアになりたい
→スクールに入って学習、ポートフォリオを作成

といった感じです。

資格取得の場合だと、
・不動産営業、もしくは不動産営業事務になりたい
→宅建を取得しておく

・金融・保険関係で働きたい
→FPを取得しておく

・事務職で経理の仕事がしたい
→簿記を取得しておく

といった感じです。

エンジニア転職については、こちらの記事で詳しく説明しているので、よかったら参考にしてみてください!

【30代未経験】公務員からでもエンジニアに転職できた5ステップ

なお、何の準備もせずにエントリーしても転職活動に失敗する可能性が高いので注意してください。

なぜなら、残念なことに「公務員は利益追求ができない・スピード感が無い」というイメージがあり、中途採用市場で公務員の経験が有利に働くことは少ないから。また、中途採用では新卒と違って即戦力を求められます。よってなんの準備もなく未経験で転職活動をすると人手が足りていないブラック企業に転職することになってしまう可能性が高いです。

辛くてもブラック企業で経験を積んでまた転職できればいいのですが、「希望の仕事で経験が積めない」「辛くて精神を病む」なんてことになれば、次の転職にも繋がらないという負のスパイラルにハマってしまうことも。

複数内定をもらって、良い会社を選べるように事前にしっかりと準備をしましょう。

Step3.転職エージェントに登録する

ポートフォリオや資格取得の準備が完了したら、転職エージェントに登録してみましょう。
業種によっては、専門に取り扱っている転職エージェントもあります。

職種を問わず探せる転職エージェント

dodaは職種を問わないので、まずはこちらから登録しておきましょう


エンジニアを目指している方向け転職エージェント

エンジニア未経験者にオススメなのがウズキャリITです。

ウズキャリITでは実際に企業に訪問し、労働環境や教育体制などを細かくチェックしています。よって、ブラック企業を紹介されることがないので安心です!



不動産業界を目指す方向けの転職エージェント

宅建Jobエージェントなら、不動産業界に詳しいキャリアアドバイザーに相談できるので、未経験でも安心です。


登録したらすぐに企業を紹介してくれる訳ではなく、事前に面談がある場合もあります。基本的にはオンラインで完結する場合がほとんどです。複数利用する場合は、登録作業だけでも意外と時間がかかるので先に無料相談だけでもサクッと終わらせてしまうことをおすすめします!

まとめ

  • 公務員を辞める人は、他にやりたいことが明確にあって辞める人が多い
  • 公務員を辞める理由が明確でない場合は、無料アプリミイダス【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】初回無料相談を活用してみよう!
  • 公務員から民間に転職するには事前に学習や資格取得するのがおすすめ!